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さんま備忘録

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日本軍の実物装備の使用に関する問題点について

(追記:一般化しすぎて逆に意味不明な文になってます)


実用することへの批判をよく見かけるので少し考えてみました。
当然気持ちは分かります。 逆に実用する人の気持ちも分かります。
感覚の違う人が居る以上、サバゲーに実物装備を使ってしまう事に批判が出てくるのは
むしろ当然かもしれません。




考えられる実物使用における問題点を挙げてみました。

細かく書いたところで結局のところ実用は実用でしか無く、汚損させるという物質的影響を招くだけであってそれ以外は付随して起こるものでしか有りませんが、今回はその随伴して起こるものを挙げています。

○1.実物を劣化させることになる(70年以上生き抜いた希少なものが劣化する)
○2.物の価値が低下する(売った時の金額が下がる)
↑個人の自由
↓他人に影響する
●3.自分の所有物であるにせよ、顰蹙を買う可能性がある


一番と二番は似たような問題ですが、実利的な面と精神的な面で異なるので一応分けました
ただどちらも個人の内面の問題です 許容範囲は人によって異なるでしょう。
(大礼服の実用はダメだが九八式軍衣は大丈夫と言った具合に)



それで今回の本題といいますか、言いたい話は三番に関してなのですが、これの問題は単純な話価値観の違いと利害関係です。
(この二項対立的な問題を餓鬼が論じるのもアレですが)


実用する側の価値観と利ですが、
服は服でしかないという貴重品扱いしない価値観と実用することで利益を得る(楽しい)というものです

実用を良しとしない側は
服を貴重品としてみる価値観を持ち、貴重品が破壊されているという(精神的)被害を受けます

実用が問題化してくるのは、実物を破壊することによって受益者と損害を被る者が同時に成立するからです。


破壊するのは個人の自由で止め用がないので結論として歯切れが悪いですが、
どういった理由であれ他人に対して寛容になるしかないのだと思います。



別の話ですが、軍服の保管に関して「たまに袖を通さないと逆に劣化する」という説があります。

顰蹙を買うことを恐れずに敢えて書きますが、この説は実用することを肯定する為に生まれた話ではないでしょうか。経験則に基づいて発言されたのも中には有るでしょうが、再利用された時のこの説は、論理の方向が逆転している詭弁のような、正当化を多分に含んだものだと私は思っています。
実用する人の(自分もその一員だが)心理を考えると、そう言った発想に行き着くのはおかしくない話です。 

反対に私の思っている、劣化を防ぐ方法は、単純に言えば服の劣化を防ぐ環境を作ってやれば良いという物です。
具体的には
・換気を良くする ・紫外線から避ける ・ホコリや汚れを付着させない
といったところです。

ただ、全てが間違っているというわけでもないようで
先ほど「経験則に基づいて発言された方も有る」と書きましたように
着ることによって 換気+(ホコリをほんの少し落とす) という手入れが実行され劣化原因を取り除いています。


とは言え 袖を通せば確実に皮脂汚れは付きますし、吊るしてブラシをかければより効果のある手入れが出来るわけですが・・・


着用をすることで一部の手入れの代わりになっている ということでしかなく
手入れをするために着用しているんだという主張は間違っているということです。
(着用を否定しているわけではないです)
長々と書きましたが言いたいことは要するに、着装している人も実用が問題だとある程度は認識しているのではないかということです。


追記:ツイッターを見るに、実物の汚損を全く気にしない”着潰し派”なるものが有るらしいです
軍服を泥だらけにするのが楽しいらしいです。
全く持ってこの記事の結論は間違いでした。 世の中は広いなと思いました。




防暑衣 防暑略衣 防暑襦袢 違い

一応まとめてみました
もしかしたら間違ってるかもしれません

防暑衣: 熱帯地域での制服(軍服)・・・戦争後期には九八式夏衣と同等の扱いになる
特徴は脇腹にある通風口



13年制定型と呼ばれるものと
17年制定型と呼ばれるもの、
更に大幅に機能を省略した戦時型と呼ばれるものがある 
(写真は17年型の試作品)
13年型は17年型と比べて
・胸ポケットにプリーツが付いている
・襟ホックが付いていること
・脇下の通風用の切れ込みが無いこと
と言った差異がある

戦時型は胸ポケットの形状が簡易化、腰ポケットと通風口の蓋が省略されていて
生地も襦袢や略衣のようなペラペラなものになっている

防暑衣とセットで防暑袴がある(詳しくは不明だが資料を見る限りでは以下の通り)
13年型の袴は、夏衣とほとんど違いは無いが”九八式”や”三式”と言った制式名の印が押していない(らしい)
17年型は半袴となっている(らしい 資料でのサイズ規定を見る限り)

(正直防暑袴についてはよくわからないので話半分でお願いします)

それぞれ○式軍衣  検印の上に○式の印が押してある



防暑略衣:防暑衣よりも更に高熱地域での制服(軍服)
・・・防暑襦袢と似ているがこちらは軍服

特徴は半袖であること


複製品 写真はそのうち差し替え予定
写っているものは複製品 


扱いが”制服” なため防暑襦袢と細部が異なる(後述)

防暑略衣のセットに防暑略袴というズボンがある
半ズボンであることが見分ける点


防暑襦袢:熱帯地域での下着(襦袢はシャツと言う意味)
・・・下着ではあるが単体で戦闘服としても使用された。 

特徴は七分丈であること

防暑略衣と同様に複製品の写真 そのうち差し替え予定

映画等でもよく見かけられる服はこのタイプ
布切れのついた帽子にこの服を着た格好が最近持たれている日本兵のイメージそのもの

扱いが下着なため防暑略衣とは細部が異なる(後述)

防暑襦袢のセットに防暑袴下というズボン(正確にはステテコのようなものである。袴下とはズボンの下に着る下着という意味)がある。
七分丈もとい、ペラペラのズボンであることが見分ける点



○防暑略衣と防暑襦袢の違い

根本的に略衣が”制服”であり、襦袢が”下着”であるという点で異なっている。
見た目の違いは以下の通り

・袖の長さ
略衣 :半袖
襦袢 :七分丈

・背中の形状
略衣 :後ろ首の部分にあて布がある
襦袢 :何もない

・釦の大きさ
略衣 :胴には大釦、ポケットには小釦と使い分けられる
襦袢 :全て小釦
*脇の通風口はどちらも瀬戸物の釦を使用する。
胴とポケットの釦の材料は個体により異なる為一概には言えない
(例:アルミ、木、ヤシ殻、樹脂等)

・胸ポケットの形状
略衣 :他の軍服のように曲線がかっている
襦袢 :直線

・検印
略衣 :大号 昭和18年製 大支検定 白河納  といった軍服用の検印が胸のあたりに押される
襦袢 :大 昭18 大支 白河納 と下着用の検印が見返りの部分に押される




軍服の手入れについて ①夏軍衣、襦袢等の綿生地

70年以上前の服を手入れするに当って気付いた問題点を書いていきます。
といっても、全自動洗濯機が当たり前の世代にとっての問題点であってそれ以前の方には当然の話しかもしれません。
 また基本的にこれから書く内容はコレクション等の用途についての話で当時の方法とは関係ありません。 当時のやり方については”被服手入法”に記載があります。

目次

0.劣化の原因、劣化度
1.手入れ法(現代品との相違点)
2.洗濯方法
3.アイロンがけ


0.劣化度や生地について

当然ながら70年前のものですから多かれ少なかれ経年劣化が有るものと見て良いかと思います。
その原因は多々ありますが、ある物質(要素)が生地に対して劣化の影響を及ぼす事が根本的な原因です。

こういう範囲のことを詳しく勉強したわけではないので間違っているかもしれませんが、
劣化の原因は
カビ、ホコリ、湿気、汚れ、紫外線、虫害、生地擦れ 等があると思います




劣化度は生地の擦れ日焼けやホコリの溜まり具合汚れにて判断します
(個人的な観点なので色々違う見方もあるでしょうが一応はこの方法でうまくいくと思います。)
まず生地の擦れですが、使用していく内に綿がハゲて薄くなって来ますので、擦れを確認して生地の強度低下を確認します。
より布がペラペラになっていて色落ちが進んでいるものが劣化が進んでいると言えます。


また日焼けやホコリの溜まり具合と言うのはこれは部分的に起こる場合もあります。
劣化が進んでいる目安はニオイです。ダニなんかのニオイを感じるようであれば劣化があると言えます。 見た目的には綺麗でもダメージが進んでいる場合もあるので注意が必要です。
特にそういった物は縫い目やポケットの中にホコリが溜まっているのでちょっとした拍子に裂けたりします。

汚れは見た目が悪いのは当然ながら生地を著しく劣化させます。
表面に付着しているのみの物はまだ良いのですが、裏面にまで染み込んでいるもの、特に錆汚れは著しい劣化を生じさせます。






1.手入れ法について(実用する場合)


完全な未使用であっても現代の製品と同じように扱ってはいけないです。
当時は染色技術が、染色に於いて現代のものより数段劣っています。
ですので問題に
・軽く生地を擦るだけでも色落ちする。←特に水分を含んだ時の摩擦は厳禁 爪擦れで色落ちする
・汚れが落ちづらい
・熱や摩擦に反応してテカテカになる
・紫外線ですぐ変色する(緑色の場合は顕著)
という点があります
これらついて特に注意していないとゲームやら着装やらですぐにボロくさせてしまうので
気をつける必要があります。

それらの対策を含めた、洗濯のポイントとしては

・洗濯は浸け置き又はネットに入れて洗濯機のドライモード
・洗濯のりを使用する(注 柔軟剤併用について
・伏せた時にヨゴレそうな場所に予め防水スプレーを噴く
・内側に襦袢を着る (汗や垢汚れ付着防止、肌と擦れて劣化することを防ぐため)
・襟布を縫い付ける (同上)
・アイロンの設定はスチームの中ぐらいであて布をして柔らかく
・汗をかいた後はできるだけ早く洗濯する(汗の成分は紫外線と反応して黄ばみになる。 )
・干す時は直射日光の当たらない場所で裏返しにして干す

(注 柔軟剤を併用すれば着心地は良くなり、擦れることも減りますが体裁が悪くなる気がします。
一度夏衣でやったのですが、結果襦袢のようにクタクタになったので個人的にはやっていません。→再度洗濯して糊付けすればある程度は戻る
洗濯のりのオススメはカンターチです。)

等をすることが個人的にはお勧めです

長々と書きましたが、とにかく命数を伸ばすのであれば無理に使用しないようにするのが大事ですし、サバゲ用に装外のボロ服を買ったとしてもこれらに気を使うだけで寿命がかなり伸びるかと思いますので面倒がらずにやったほうが良いと思います。


追記:実用における問題点に関するページを作りました


1.手入れ法について(保管する場合)

ブラシをかけてホコリを払う
紫外線を避ける 
ダンボールやビニールに入れての保管は極力避ける
畳んで保管する
高湿度高温を避ける
よく換気する



2.洗濯方法
既に書いてしまいましたが
・浸け置き又はネットに入れて洗濯機のドライモード
で選択します。
水に濡れた時は軽く揉むだけで色落ちするので浸け置きが一番です。

皺になるので脱水は控えめ、紫外線による変色・劣化があるので本体を裏返しにしてから陰干しする


3.アイロンがけ
これもすでに書いてしまいましたが
・アイロンの設定はスチームの中かドライの低
にします。

熱に反応してテカテカになるので気持ちアイロンを浮かせてください。
スチームを当てるだけという感じで十分、というかそれ以上は出来ません。
圧力でテカるのではなく、熱でテカるのであて布は無意味です。

熱だけでテカるのは確認済みでしたが、どうも摩擦によっても生地が寝てしまい光沢が出てくるようです
試しに未使用品を爪でこすってみたのですが(目立たない部分でやりました)
わりと強めに擦ると光り出してきました

アイロンがけの時には生地を折り返している場所などの出張った部分に注意が必要です。
そういった場所は凹凸があるので圧力が不均一にかかりますのですぐに光ってしまいます
スチームや霧吹きをした後に手で張るぐらいにとどめておいたほうが良い気がします

テカテカになったら元に戻りません。

ゲートル、脚絆について





ゲートルです
下から大正時代のゲートル、昭和14年製、昭和16年製です。



 



生地を拡大してみました。
一番上のものは四五式、大正11年製のゲートルです。
大正11年に生地質が若干変更になっているらしいですがそれ以前のタイプなのかそれ以後のタイプなのか不明です。


やはり四五式時代のものは品質が良いみたいできめ細かいです
足紐もウールで出来ていて解けにくくなっています

手元にはありませんが、昭五式の時代に足紐が綿製に変更になったらしいです

真ん中は昭和14年製です。

一番下は昭和17年製


末期になると布製だったり、足紐がスフだったりととんでもないことになります


あと、昭和14年と16年製ではゲートルの長さが変わっています
14年製のほうが10センチほど長いです
それと足紐の末端の処理が、14年のものは2回折り返してあるのに対して16年製はそのままミシンを走らせています

九九式短小銃 銃口蓋(マズルカバー) 樹脂製の実物と複製品

撮影している時に配慮が欠けていて、実物と複製品の位置がごちゃごちゃになっています
すみません
薄い色のほうが実物です











複製品は実物から型を取ったのか、よく再現されています。

細かいことを言い出せば、ベークライトとプラスチックという材質の違いで手にとった時の重さや
角の形が違ってきていますがエアガンに付けるだけなら複製品でも十分だと思います


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