実物 九九式短小銃 用心金(トリガーガード) 比較 KTW_九九式短小銃 2014年07月04日 この項目ちょっと飽きてきました。 違いを探しても大した意味がないからですが・・・ (上)KTW製、(中)小倉第二工廠製初期型、(下)鳥居松製造所初期型 です。 中期型以降の物を間違って入手しないように頑張りました。(?) いやむしろ中期型のほうが珍しいんですけどね・・・ 他の部品は見ていて楽しいぐらいにブルーイングが残っているのですが、用心金は初期型の部品を合計で3つ落札したのですが及第点を与えられる状況の品が一つも有りませんでした。 どれも全て下側が錆びきっています。 KTWの金属化において重要な部品の一つであることに間違いは無いのですが、ここまで劣化が激しいとなると残念でなりません。 比較することに意味があるかはわかりませんが、一応刻印の違いです。 名古屋工廠は中途検印(Mみたいな山形のもの)を別に用意していますが、小倉工廠や東洋工業は生産印と検印が同じものになっています。 加工の工程ごとに検定があったようですが、生産時期が下るにつれ検印の数が減っていきます。 徐々に検定数が省略されていったようです。 鳥居松と小倉第二工廠ではこの部分のネジ頭の形状が異なります。 互換性ねえのかよという感じですがネジピッチや規格は同じようで、共用出来ました。 弾倉底板止の形状が微妙に異なっています。 特に滑り止めの切り方、加工法が異なっているというのも背景を考える上で興味深いです。 最後に鳥居松の弾倉底板とKTW製との比較です。 給弾機構のために埋め立てられています。 実物を取り付けるにあたってはこの部分の嵩上げが必要になってきますね。