防暑衣 防暑略衣 防暑襦袢 違い 雑記 2015年04月30日 一応まとめてみました もしかしたら間違ってるかもしれません 防暑衣: 熱帯地域での制服(軍服)・・・戦争後期には九八式夏衣と同等の扱いになる 特徴は脇腹にある通風口 13年制定型と呼ばれるものと 17年制定型と呼ばれるもの、 更に大幅に機能を省略した戦時型と呼ばれるものがある (写真は17年型の試作品) 13年型は17年型と比べて ・胸ポケットにプリーツが付いている ・襟ホックが付いていること ・脇下の通風用の切れ込みが無いこと と言った差異がある 戦時型は胸ポケットの形状が簡易化、腰ポケットと通風口の蓋が省略されていて 生地も襦袢や略衣のようなペラペラなものになっている 防暑衣とセットで防暑袴がある(詳しくは不明だが資料を見る限りでは以下の通り) 13年型の袴は、夏衣とほとんど違いは無いが”九八式”や”三式”と言った制式名の印が押していない(らしい) 17年型は半袴となっている(らしい 資料でのサイズ規定を見る限り) (正直防暑袴についてはよくわからないので話半分でお願いします) それぞれ○式軍衣 検印の上に○式の印が押してある 防暑略衣:防暑衣よりも更に高熱地域での制服(軍服) ・・・防暑襦袢と似ているがこちらは軍服 特徴は半袖であること 複製品 写真はそのうち差し替え予定 写っているものは複製品 扱いが”制服” なため防暑襦袢と細部が異なる(後述) 防暑略衣のセットに防暑略袴というズボンがある 半ズボンであることが見分ける点 防暑襦袢:熱帯地域での下着(襦袢はシャツと言う意味) ・・・下着ではあるが単体で戦闘服としても使用された。 特徴は七分丈であること 防暑略衣と同様に複製品の写真 そのうち差し替え予定 映画等でもよく見かけられる服はこのタイプ 布切れのついた帽子にこの服を着た格好が最近持たれている日本兵のイメージそのもの 扱いが下着なため防暑略衣とは細部が異なる(後述) 防暑襦袢のセットに防暑袴下というズボン(正確にはステテコのようなものである。袴下とはズボンの下に着る下着という意味)がある。 七分丈もとい、ペラペラのズボンであることが見分ける点 ○防暑略衣と防暑襦袢の違い 根本的に略衣が”制服”であり、襦袢が”下着”であるという点で異なっている。 見た目の違いは以下の通り ・袖の長さ 略衣 :半袖 襦袢 :七分丈 ・背中の形状 略衣 :後ろ首の部分にあて布がある 襦袢 :何もない ・釦の大きさ 略衣 :胴には大釦、ポケットには小釦と使い分けられる 襦袢 :全て小釦 *脇の通風口はどちらも瀬戸物の釦を使用する。 胴とポケットの釦の材料は個体により異なる為一概には言えない (例:アルミ、木、ヤシ殻、樹脂等) ・胸ポケットの形状 略衣 :他の軍服のように曲線がかっている 襦袢 :直線 ・検印 略衣 :大号 昭和18年製 大支検定 白河納 といった軍服用の検印が胸のあたりに押される 襦袢 :大 昭18 大支 白河納 と下着用の検印が見返りの部分に押される