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さんま備忘録

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実物 九九式短小銃 初期型・中後期型 用 遊底止 (蹴子)ボルトストップ





タイトルにもありますように、遊底止(ボルトストップ)です。

遊底止とは、遊底(ボルト)が飛び出さないようにする部品ですが

三八式歩兵銃のようなボルトアクションライフルを思い浮かべてください
あれのボルトハンドルをチャキーンと引くわけですが、こういった部品がなければコッキング時にすっぱ抜けてしまうわけです。
細いことはともかくとして、そういった見解で多分合ってるような気がします。




上の中後期型と思しき部品は再仕上げしてあります。
これも別の記事で書くつもりですが、この色合を出すのに相当難儀しました。
中後期型はともかくとして、
初期型のブルーを再現するのは個人ではもはや不可能だと思われます




これが再仕上げ前の御姿になります。
錆がかっていたのでリフレッシュ(毀損とも言う)です。
こういうこともあるので”実物”という区別では価値は判別できません
”実物オリジナル仕上げ” こいつが完璧です



この通り仕上げが完全に異なります。


左中後期型、右が前期型 です

長さとネジ山の形が異なります


 

左右とも上に同じです。
遊底止の部品の一部になります 初期型はグラインダ、中後期型は普通の金物ヤスリを使っているようです。



部品に関しての紹介は以上です。
構造についての紹介に移ります


正面からは線が入っているように見えるだけですが、
中央部のものはアリ溝にて固定されているもので、板バネになります。

 

そして出っ張りの部分に遊底止板? を差し込みます。


板バネを押さえつけた状態




KTW製のダミーボルトストップも加えてみました(中央)
型取り品ですから、表面もよく似ています。 この状態だと見分けがつきません

比べてみてわかったのですが、この実物部品は角が多いせいか個体差が大きいようです。





検印もこの通り












実物 冬用 九八式軍袴、三式軍袴  

20分ぐらいかけて文章打っていたのがパーになって泣きながらタイピングしています。

今までは複製品ばかりを紹介していた当ブログですが、今回ついに実物を紹介する日がやって来ました。







左九八式 右は三式です。 どちらも倉庫から出てきたままの状態のようです。
折りたたみ方がそのようになっています。


 
向きは変わって 
左が三式、右が九八式になります。

釦は異なるようです。


九八式軍袴の釦です。

大釦は樹脂製のようですが、制式なものかは不明
小釦は竹製で、制式なものになります。


 

こちらは三式です。
同じように樹脂製と木製の組み合わせですが、実物なのでしょうか
私にはわかりません



腰紐の比較です。
上は九八式、下は三式です。

この部分は確実に品質が低下しているようで。三式のものはスカスカの生地になっています。
とはいえ特に問題はありません



裾紐の保存状態に差がありますが、同じもののようです。



九八式は完全未使用だったようです。
腰部の裂目の糸が切れていないばかりか、品質管理用のタグ?の末端ようなものも付いていました。
(残念ながら紛失)



ついでに脚絆も紹介しておきます。

これの絨も袴と全く同じものでした。


拡大図

でくの房様製 兵下士官用 帯革




海外製の複製品は摩擦が無くて走りづらかったので、でくの房様に制作をお願いしました。



金具は光っています。




縫い付け方法は海外製のものと異なるようです。




カドのヘリは落とされています。





縫い付けは海外製と比較してかなり丁寧です。
さすがです




このように海外製弾薬盒を取り付けても全体のイメージが崩れることは有りません。

また床面も丁寧に処理されていて輝いています。


着用してみた感想ですが、革に高級感があるので特に冬衣に似合います。
ピッタリです

実物 九九式短小銃 用心金(トリガーガード) 比較

この項目ちょっと飽きてきました。
違いを探しても大した意味がないからですが・・・






(上)KTW製、(中)小倉第二工廠製初期型、(下)鳥居松製造所初期型
です。 中期型以降の物を間違って入手しないように頑張りました。(?)
いやむしろ中期型のほうが珍しいんですけどね・・・

他の部品は見ていて楽しいぐらいにブルーイングが残っているのですが、用心金は初期型の部品を合計で3つ落札したのですが及第点を与えられる状況の品が一つも有りませんでした。
どれも全て下側が錆びきっています。 KTWの金属化において重要な部品の一つであることに間違いは無いのですが、ここまで劣化が激しいとなると残念でなりません。





比較することに意味があるかはわかりませんが、一応刻印の違いです。
名古屋工廠は中途検印(Mみたいな山形のもの)を別に用意していますが、小倉工廠や東洋工業は生産印と検印が同じものになっています。

加工の工程ごとに検定があったようですが、生産時期が下るにつれ検印の数が減っていきます。
徐々に検定数が省略されていったようです。



鳥居松と小倉第二工廠ではこの部分のネジ頭の形状が異なります。
互換性ねえのかよという感じですがネジピッチや規格は同じようで、共用出来ました。 




弾倉底板止の形状が微妙に異なっています。
特に滑り止めの切り方、加工法が異なっているというのも背景を考える上で興味深いです。


 

最後に鳥居松の弾倉底板とKTW製との比較です。
給弾機構のために埋め立てられています。 実物を取り付けるにあたってはこの部分の嵩上げが必要になってきますね。

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