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さんま備忘録

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実物九九式短小銃 槊杖 (クリーニングロッド ) 、槊杖受(ロッドキャッチ)

KTW九九式短小銃の実物部品交換に伴って槊杖も交換する必要が出てきたので落札しました。
実物のクリーニングロッドです

今回は長くなりそうなので3つのセンテンスに分けました。



実物の紹介



槊杖の長さは60.5cmです 複製品は何故か63cmらしいので、見分けるポイントになります。 また、実物はろう付けでなく一体成型です。




洗管をとりつけるための雌ネジです。 後端部分にあります。
 
(*取付イメージ)




先端はこうなっています。この実物では露出している部分とストックに収まっている部分とで
保存の状態が異なります。

収納される部分は極々美品なのですが先端部分は表面が傷んでしまっています。
叉銃するときにも擦れる部分ですし、ある程度の劣化は仕方ないとは思いますが、もっと状態が良い物が欲しいところです。



先端のアップ 錆びて傷んだ部分を塗装で誤魔化しているように思えます。



くぼみの部分にロッドキャッチが入り込んで固定されます。
この部分の形状が三八式歩兵銃用のさく杖とは異なりますので、相互の流用はできません。

また先ほども書きましたが、一体成型であって、ろう付けではありません。
刻印はありませんが、部品取りになったであろう元の無可動銃がマッチングしたものでであれば、製造所は鳥居松の物になります。

クリーニングロッドの構造について


ストックに隠れる部分ですが、構造はこうなっています。

この先から40cm以上の棒が伸びています。
ですからつまり、先端の2点のみで保持しているということです
動かそうとした場合回転はしますが、ボタンを開放せずに引きぬくことは出来ません
丈夫にできていると思います。


槊杖受けのアップ 下部分がストックから露出しているのでそこを抑えながら槊杖を引き抜きます。 
またこの部品はストックに囲まれ尚且つ銃剣止とも固定されているので
合理的に全体の強度確保に貢献しています。



KTW製だけ見ていた時はエンドキャップはただの飾りだと思っていたのですが、ちゃんと意味があったようです。この部品があるので長いクリーニングロッドでもガタつくことはありません。
先ほど槊杖は二点で保持されていると書きましたが、つまりこういうことです。

ただ、これらの部品は全て同じ無可動銃から取り外した物だから出来たわけで、
別々の銃から部品を取り出してこのようなことが出来るかどうかはわかりません。
少しでも位置がズレた場合は取り付けさえ困難になることが予想されます。


また、聞くところによるとタナカ製はクリーニングロッドがエンドキャップを抑えているという間逆な事になっているようです




KTW製との比較

 

上はKTW製、下は実物です。 実物よりむしろKTW製のほうが綺麗です




KTW製の物は旋盤目があります。シャープな出来栄えで格好いいです。
実物も旋盤加工のはずですが、細い部分を手作業で削ったのでしょうか柔らかい感じです。

ただ、あまりにシャープ過ぎて他の部品よりも浮いている感じは否めませんので、
実物と交換するのであれば、
クリーニングロッドのみを入手してグラインダーで切断&短縮
という荒業もアリかと思います。

九九式短小銃 床尾負革止(スリングスイベル) KTW実物比較

最近まで三八式歩兵銃の床尾負革止で代用していたのですが、
やっと九九式短小銃用を手に入れました。



錆びているせいでどちらが本物なのか分かってしまいますが、かなり巧いこと復元していると思います。 わざわざ集めなくても良かったかもしれません

 

このアングルで撮影した時、自分でも違いがわかりませんでした。
素材は鉄とホワイトメタルなので、触ってみるとすぐに分かります。
(リングは鉄、スチールです)

 


左実物、右KTWです。

裏面の形状が間違っているというわけではありません。
KTWのような形状のものも実物にはあります。



中途検印です。 押す部分だけは鋳物肌を削って平滑にしているようです。



KTW製の物も検印が入っています。 (上の写真を拡大したらわかります。)



加工は必要ないので、実物に拘るのであれば持っていて損はないと思います。

言葉のあや

国産と表記されたものが中国産だった
黄変米が食用として流用された・・・!
と言った偽装は法律で禁止されていますが、生活必需品に遠いものはそういった法規制が及んでいないところも多いようです。

それで軍装品に関係有るのかという話ですが、
レザーと書いてあるのに合成皮革 だとか メタル製って書いてあってホワイトメタル
とかそこら辺が関係してきます。

例えばレザー製ガンケース と言った商品の場合、本革ではなく合成皮革です。

また、KTWのHPでは三八式の部品にメタル製という記述がありますが
詳しくはホワイトメタルです。 プラスチック並に強度に劣る部品ですが、他の方々のブログを見れば亜鉛合金だと誤認されている方も居られるようです。
 ちなみにKTWのホワイトメタルは黒染は不可なので塗装仕上げになっています。

ともかくこの記事の落とし所は、表記に気をつけろってことです。
メタル製とレザー製の二点 ここは要注意です。

ついにここまで・・・(仮)

九九式短小銃のエアガンに装着する分の実物部品が全て集まりました。
もし私がアメリカに住んでいたのなら実銃が4万円で買えたのでしょうが、

ヤフオクだけで全部を集めたので大体7万円ぐらいかかりました・・・

床尾板4500円
引鉄4000円
用心金7000円
槊杖7500円
表尺座3500円
安全子10000円
対空照尺15000円
上支鉄+ネジ 2000円
下帯4000円
槊杖止3000円
床尾負革止 3000円
照星 7000円
銃剣止+ネジ5000円

合計75000円? 詳しい金額は忘れましたが、大体合ってる思います。

それに加えて取付のための工具として
リューター、グラインダー、バイス、木工ドリル等揃えたので、
工具には15000円かかってます
合計で 9万円

(仮)というのは加工はまだだからです。
今後は加工に関する記事が殆どになると思います。

俗に言う賢者モードという奴でしょうか、
実物を揃えずにKTWの三八式歩兵銃を買っておけばよかったと後悔・・・





下帯は代用として末期型のものです →この記事

尚ボルトやエキストラクターは銃刀法に問われる可能性があります

実物 九九式短小銃 対空照尺

前回の記事では単純な比較だったのですが、今回は対空照尺自体について紹介していきたいと思います。

 まさに三度目の正直でした。 九九式短小銃で単脚の次に目立つ部品ですから、納得の行くまで落札し続けた甲斐があったというものです。最高の状態の物に出会えました。

右写真が全体像です。 若干黒染めが剥がれていますが、これは私が遊標を動かしている内に傷つけてしまったからです。

ここまで状態が良いものだとリフィニッシュを疑ってしまいそうですが、オリジナルで間違いないようです。
 


水平方向に棒が伸びていますが、これがかの有名な対空照尺
アンチエアー サイトです






対空照尺部分には2,3と数字が打ってあります
これは敵機の速度(×100km/h)を示すものだとネットでチラッと見ました。

仮にそうだとして、敵機の角度によって見越し角度は異なる筈なので本当に有用だったのか・・・
やはり無いよりはマシというレベルなのかもしれません。



(余談:グラマンに襲われた事があるという人から話を伺うことが出来ましたが、走って機銃掃射から逃げられるだけの速度ではあったようです。 航空機の場合一点集中で弾を発射するので、敵機の進行方向から垂直に走れば射線から逃れることも不可能ではなかったのでしょう。
またその方の実家は、グラマンの曳光弾によって全焼してしまったせいで洞窟での生活を余儀なくされたとのことです。) 




表尺部分です。ここの数字は目標との距離(×100m)
を示します。
目標が300m以内の場合は表尺を畳んで射撃します。

尚、表尺を立てた場合と寝かせた場合とでも照門の穴の大きさは同じになります。
寝かせた時はリングを大きくして、より素早く狙えるようにしたほうが良かったのではと思うのですが、この部分がなぜ同じ大きさなのかは不明です。





遊標部下面です。

対空照尺を抑える板バネはアリミゾにて固定されているのですが、この個体はバネの固定が緩く何やら紛失しそうで怖いです。
実物でも既に無くなっているものが多いのも納得できます。
これを地面に落としたら見つけ出す自信なんて有りません

今現在所有されている方も注意するに越したことは無いと思われます。







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